その命を想う日
今日は3月11日です。盛岡市でもあの日は体験したことのない揺れと恐怖を感じました。10年の歳月が経ちましたが、街の所々に弔意を示す国旗が掲揚されています。
東日本大震災で消えた人々の命と動物の命と…
盛岡で住んでる私でも、あの日の揺れはどこかで只事ではないことが起こっているかもしれないと感じました。
市内でも停電し、余震に皆さんが恐怖を抱いていました。
情報はほとんどなく夕方になると寒さと闇に包まれ、
もっと大変な思いをされている方々を案じていました。
あの日から10年の歳月が流れました。
被災地の方々の悲しみは今なお深いと思われますが、この事を踏まえたうえで尊い命を失わないための対策をもっともっと備えておかなければと切に思っています。
今日は盛岡歴史文化館の周辺で
「祈りの灯火2021」〜未来に向かってまた一歩〜が行われるそうです。
広場や川べりなどの場所ですので、お時間がありましたら密にならないように、お寄り頂けたらと思います。
『スケジュール』
・14:46 黙祷
・16:50 点火セレモニー
・17:20 一般参加者による点灯
・19:00 消化
今日の午前中、クロステラス盛岡に立ち寄ったところ
この本に出逢いましたのでご紹介します。
『ぼくは海になった』
東日本大震災で消えた小さな命の物語
さく・え うさ
この絵本は震災にあった犬の飼い主さん(たえちゃん)のお話をもとにうささんが創った絵本ということです。
主人公の犬「チョビ」「たえちゃん」「お母さん」が震災によってお別れしなければならなくなった悲しいお話です。
人間と犬の家族の絆。
それぞれの気持ち。
読むととても切なく悲しい気持ちになりますが、このことは伝えていかなければならない大切なことだと思いました。
作者のうささんが、後書きの最後に
「命に順番のない世の中になることを、私は心から祈ってます。」
と書いておられます。
私もそのように思います。
犬や猫、動物の対策も考えておかなければと。
…………………………
通りすがりに
犬が大好きな私の目に止まった本。
そうだ、震災でたくさんの動物たちも犠牲になったんだ。
当時、このことに私も胸を痛めていたのに忘れかけていました。
本の他にも震災で消えた小さな命・動物の絵と文が展示されています。
突然の津波で流されてしまった小さな命。
また、いろいろな事情で助けることができなかった小さな命。
食べ物不足、ストレスで亡くなった小さな命。
みんな大切な命です。
絵本の中に出てくるチョビちゃんは家族思いのやさしい犬です。
チョビちゃんは絵本の中で生き続けるのですね。
皆さんにおすすめの絵本です。
東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
2021年3月11日
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