お天気を知らせる山

「お天気どうなる？」「南昌山が見えるから大丈夫だ！」よく私が子供の頃は家族ばかりではなく、近所の皆んなもこう言っていました。
何か行事がある時、天候を予測する山として「南昌山」はとても身近な存在でした。

南昌山　847m

私の生まれ育った盛岡市の中ノ橋通は昔だと「葺手町」というところです。

中ノ橋を渡って2つ目の信号右側が「肴町」、左側が「葺手町」です。

私が子供の頃は、テレビの天気予報も今よりは少なく詳しくもなかったように思えます。

遠足や運動会などの行事の準備をしながらお天気が気になりだしたら…外に出て肴町のずーと向こうに「南昌山」が見えるかどうかを確認します！

見えれば、晴れ。

見えなければ、大体は曇りか雨です。

それはけっこう当たりました♪

現在のように高い建物も無く、肴町のアーケードもまだなかった時代です。

父が「大丈夫晴れる！」と言っても楽しみにしていた遠足や運動会の時は、私も必ず外へ出て南昌山が見えるか確認したものです。

現在、葺手町から南昌山は見えませんが、盛岡城跡公園辺りからだと今でも眺めることができます。

こんな事を盛岡城跡公園のところから南昌山を眺めてふと思い出しました…。

調べによると「南昌山」は坂上田村麻呂の時代から霊山として敬われたほか、宮沢賢治も何度も訪れていたことでも有名であるということでした。

すごく大量な雨が降った後、

澄んだ青い空と白い雲、そしてまだ残っている雨雲と。

とてもきれいな景色でした。

岩手銀行赤レンガ館のバラ園

岩手銀行赤レンガ館バラ園。

少し見ごろは過ぎていましたが、いろいろな色、いろいろな種類のバラが数多く咲いていました。

雨上がりでしたので、ツヤツヤと光るバラはいっそう美しく輝いていました♪

私はバラの香りが大好きなので、マスクをしてたのですが少しの間外して香りも楽しんできました。

とても甘く優しい香りで、心が癒されました。

これまで、そしてこれからもこのようなバラを育てていらっしゃる方々に感謝します。