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早期対応でリスク回避『エアコンは夏本番前に修理・交換』⭐︎入居者満足度や物件の価値向上を兼ねて、故障前に新品へと交換することも検討しましょう。
故障のピークは「7月」
◾️ピーク時のエアコン故障対応はデメリットしかない。
①修理・交換コストが割高・・・不具合発生のピークとなる7月は、対応するエアコン業者も繁忙期になります。そのため、修理に時間がかかるだけでなく料金も通常時より割高に。急いで新品への交換となれば、コストはさらに嵩みます。
②入居者クレームの深刻化・・・夏の暑いさなか、クーラーが使えないことのストレスの大きさは想像に難くありません。業者の混乱は仕方のないこととはいえ、修理が長引けばクレームが深刻化する率も高まります。謝罪や賃料減額を要求されるケースもあり、貸し手側にとっては心理的にも金銭的にも大きな負担です。
③熱中症による死亡事故・・・夏場のエアコン故障が引き起こす最悪の事態は、入居者が`熱中症’によって室内で倒れて亡くなってしまうこと。特に、熱中症リスクの高まる高齢者世帯に「エアコンが使えない状態」を長期間強いることは避けたいものです。
◾️事前運転と早期交換でリスク低減
これらのデメリットを回避する一番の方法は、管理会社と協力して入居者に早めの試運転を促し、不具合を早期に把握して修理・交換をピーク前に済ませることです。古いエアコンほど不具合の発生率は高くなり、設置から15年以上経つような製品は、修理部品の欠品から交換となることも多いもの。入居者満足度や物件の価値向上を兼ねて、故障前に新品へと交換することも検討しましょう。
最近は、外出先から操作できるスマートフォン連動型エアコンが人気となっており、こうした機種の設置は空室時の募集にもプラスに働くはずです。
今年も暑い「夏」がやってきます。全国的に猛暑日の観測が増え、近年は北海道の賃貸物件でさえニーズが高まるエアコンです。安定した賃貸経営のためには暑さのピークを迎える前に先手を打ち、上記のリスクを回避したいものです。
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